高学歴は循環器病リスクが低い。収入は関係なし。

つい最近ニュースになっていた。

僕は、こういうものは

素人みたく適当な考察をして、生産性のない議論をする一般人が嫌いなので

取り敢えず論文のAbstractはチェックしてる。

一応臨床系なので……

まずは論文の質から……

(質が高ければ、小保方の様に不正してもすぐバレるし訂正が入る。訂正が入るとこの世界ではもう生きて行けず大変不名誉な事なので……)

2017のJAMA int med だからIFはかなり高い。

もちろん

本家JAMAはご存知、臨床医学系論文御三家である。

1個の論文が年間に引用される本数の平均をインパクトファクター(IF)といってその雑誌の価値とします。

大まかに臨床医学系御三家は

New England of Journal Medicine :55.83点

Lancet:45.217点

JAMA:35.289点

となる。

今回はJAMAの姉妹雑誌で13点程度でしょうか。

まぁIFが全てではありませんが読み手としては相当しっかりした論文として読みます。

(臨床系のみです。基礎系は疑って読みます。)

因みに、NEJM,Lancet,JAMAは世界中の治療を根本的に変えるものが載る雑誌と考えて下さい。

また、IF:10点あれば、私立大学医学部の教授になることもできるのでレベルの高さなので、凄さは、ご理解頂けると思います。

因みに、基礎系御三家は

小保方事件で懐かしい

Nature:40.13点

Science:37.2点

Cell:30.4点

となります。一本かけば、世界中で講演のお呼ばれがくる魅力的な雑誌になります。

皆、上から出していくので人気雑誌は大変です。

なので投稿料がありますがNatureはおよそ日本円で100万円弱かかる雑誌なのでそんな簡単に出せる雑誌ではないです。

しかも査読もめちゃくちゃ大変。

(査読とは、雑誌の会社が各有名な専門家にランダムで論文を読んでもらう様に依頼し質問を行いながら、可否を決めること。実験データを送れとか色々言ってきます。)

これが、大きな雑誌は5人です。

小さな雑誌は3人程度でしょうかね。

臨床系は間違ってもいけないですので

凄く否定的に見ます。

なので査読者が1人でもNoと言えば、下手したらすぐreject(却下)されます。

逆に基礎系は

査読者の1人がNoと言っても、他の査読者がYesと言えば、まだ分かっていない議論の余地のある新しい現象などと考えられるのでAcceptされます。

→論文発表後に世界中の科学者が真実を探してくれるから。

なので、先ほど書きましたが

臨床系の論文は比較的中身をみておかしくない限りは信用します。

逆に基礎系論文はnatureであろうが何だろうが自分で再現実験して成功するまでは信用しません。

という事が概略になります。

では、論文に入っていきましょうか。

よく

ニュースコメント欄とかには

人種差とかDNAとか書いてる人もいますが、そんなのは臨床系の論文書く人はとっくに分かってます。

アメリカ人を対象13948人の中で男女比は女が56%、27%が黒人である。

これだけのNであれば人種差は統計的にカバーできると思います。

生涯での心疾患リスクは

男性

中卒 59%

高校中退 52.2%

高校卒業 50.9%

専門学校卒業 47.2%

大学進学 46.4%

大学院 42.2%

僕の日記を以前から読んでる人はここで95%CIが大切であることを知ってると思います。

そうですね。

95%CIとは100回やって95回がこの%になる範囲ですよね。

つまり論文中の95%信頼区間は敢えて書きませんがみてもらえば分かると思います。

では女性

中卒 50.8%

高校中退 49.3%

高校卒業 36.3%

専門学校卒業 32.2%

大学進学 32.8%

大学院 28.0%

となります。

女性でも同様の傾向ですが、高校を卒業できる女子と出来ない女子では相当の差がありそうですね。

また、今回の試験では高収入の低学歴や低収入の高学歴の比較でも同様の傾向であり、収入の良さは関係ない事が示されています。

つまり、中卒で一発当てて金稼ぐ人でも心筋梗塞で途中亡くなる確率が大学院出た人に比べたら20%高い訳ですね。

学歴は大切です。

色々な意味で……

論文解釈に伴う科学的な批判なら受付ます。

根拠のない批判とかは、自分のお母さんに聞いてもらって下さい。

自分の知らない世界なら勉強になるので聞きますけど、自分のフィールドで実力ないやつの話とか全然おもしろくないので……

また面白い論文でたら読みます。

医者の次は物理学者! 実験しながら戦う「仮面ライダービルド」は9月スタート